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丁種封印

ナンバープレートの封印制度とは

自動車（軽自動車を除く）の後ろのナンバープレートを固定するボルト（左上）をかぶせるように取り付けられたアルミ製の留め具を見たことがありますか？

これは「封印」といって、ナンバープレートの取り外しを防止するために、取付けが義務付けられているものです。

封印の目的

ナンバープレートの封印は、車が運輸支局で正式に登録・検査を受け、ナンバープレートが交付されたときに車台番号・自動車検査証・ナンバープレートを確認したうえで施されます。

封印には、取り付けを行った運輸支局等を表示する文字が刻印されています。
東京なら「東」、福島なら「福島」と車検証に登録されている住所を管轄する地方運輸局の刻印が入っています。
都道府県名の頭文字が同じ文字の場合には全て表示しています。
例えば、 「福島」や「福井」、「福岡」のように同じ頭文字の場合は、縦に「福島」、「福井」、「福岡」とそれぞれ刻印されています。
北海道においては、支局単位での刻面になっており、札幌は「札」、室蘭は「室」などです。

　※　下表を参照してください。

自動車は登録することにより、所有権があることを第三者に主張できる民事上の効力（所有権の公証）が生じますが、これはナンバープレートを自動車に正しく表示することによって行います。
もし、ナンバープレートが誰でも自由に取り外しができるとなると、この「所有権の公証」が非常に困難なものとなるため、封印を取り付けることによりナンバープレートの自由な取り外しができないようにしています。
（道路運送車両法第１１条、同法施行規則第８条）

丁種封印とは

丁種封印は、地方運輸支局と各都道府県行政書士会が委託契約を締結し、当該行政書士会の会員である行政書士が、国に代わって封印を施封することです。

当事務所は、出張封印ができる丁種会員です。
　福島県行政書士会丁種会員名簿を参照してください。

丁種出張封印の取付け作業を行うことを許された行政書士（または行政書士法人）同士であれば、下図のように封印を郵送することが可能です。

例えば、福島県内にお住いのユーザー様が、ネット検索で欲しかった車を広島県で見つけたとします。
車の名義変更（移転登録）をするには、福島運輸支局へ持ち込まないと、福島ナンバーの車検証とナンバープレートの交付を受けて封印をすることができませんでした。

しかし、当事務所と契約を交わした広島県の行政書士となら、車の登録後に交付される車検証、ナンバープレートや封印を郵送し、当事務所に代わってナンバーの取付けと封印をすることができるのです。
この反対のこともできます。

ただし、自動車を販売するディーラー等様が、自動車を登録する運輸支局の乙種、又は丙種受託者の構成員でないものが販売した自動車に限りますので、ご注意ください。

封印に刻印されている文字一覧